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イギリス人バックパッカーとともにタクシーに乗り込む

ホテルに近いガソリンスタンドの前にタクシーが数台停まっていた。交渉すると一キロ六ルピーだという。インドでは長距離になるとそういう計算をするらしい。ベナレスまでは三百五十キロだから二千百ルピーになると電卓片手に算出する。「これは片道。タクシーはパトナーに帰ってこなくてはいけないから、料金はその倍になる。四千二百ルピーだな」「普通、帰りは客を乗せないんだから割引になるんじゃない?」運転手たちは虚を衝かれたような惚けた表情をつくった。

[参考サイトのご紹介]
ホテルエコノ名古屋栄 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad362826/

プラザホテル浦和 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad310699/

伊豆修善寺温泉 湯回廊 菊屋 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad306291/

こんなことをいった客ははじめてだ、といった態なのだ。インドという国は実に単純な経済観念に支配されていた。やはり大雑把なのか。いや頑固なのか。しかし日本円で一万二千五百円は高い。僕が渋っていると、後ろのほうにいた細面の運転手が手を挙げた。「俺が三千で行く」それがUK・シンだった。UK・シンの車はインドの国民車ともいえるアンバサダーだった。黒いアンバサダーは僕らとホテルで知りあったイギリス人バックパッカーの計四人を乗せて、麦畑がつづく広大なビハールの平原を、ほぼ西に向けて進んでいた。