以前、ある戦略系の経営コンサルタントと、このテーマについて話し合ったことがある。彼は大手外資系のコンサルティング会社に勤務し、頻繁にCMを流すような有名企業をいくつも顧客として抱えている。三〇代で年俸三〇〇〇万円以上を稼ぎ出す彼の話で、特に印象に残ったのが以下の言葉だ。「日本企業でのキャリアなんてわれわれはまったく評価しない。あれは本質的にはマックのバイトと同じだから。そういう仕事を自分の意志で何十年も続けてきた人間は、同情はしても評価はできない」。
[参考]
日本創造教育研究所応援隊〜日創研のクチコミ集
http://www.kachin.biz/
経営者の会-理念と経営 中小企業を活性化する経営誌
http://www.rinen-mg.co.jp/executive-study.html
日創研福山経営研究会
http://rfkk.biz/
日創研 名古屋経営研究会
http://www.nagoya-keieiken.jp/
ものすごく乱暴な論理だが、彼は両制度の違いをよく理解しているように思う。当然、これとは逆のケースもある。IT系日本企業の中途採用枠には外資系企業から、三〇代後半以上のSEやコンサルタントなどが応募してくるケースが多い(おそらく、そういう会社はそろそろ年齢的にきつくなってくるためだろう)。こういう人を年功序列企業の管理職が面接すると、面白い理由で不合格にすることがよくある。「優秀なんだけど、即戦力じゃないから」。優秀であるにもかかわらず、戦力ではないとはどういうことか。実は、両者の求めるものがまったく違うのだ。彼ら管理職にしてみれば、作業主体の実務をこなせる部下が欲しいわけで、頭でっかちな理屈屋はいらないという論理だ(そういう仕事は管理職が行うべきもので、わざわざそんな人材を採らなくても、実際のところ社内には管理職があり余っている企業が大半だ)。職能給をベースとした年功序列型組織と、職務給をベースとした実力本位の組織。どっちが良い悪いは別にして、このように両者はまったく異質なものなのだ。